(Nゲージ)ギャップレス閉塞(危険)(未完)

構想

Nゲージの閉塞システムは多くの実装があるが、規模が大きくて据え置きのレイアウトではDCCかTNOSで解決された気がする。
いずれも下準備が必要で、DCCなら車両とコントローラに改造が必要で、TNOSなら車両に改造は必要がないが、代わりにコントローラとレールの配線が煩雑になる。
しかるに、小規模で据え置きじゃない、ちょっと床に引いてみたようなレイアウトで閉塞をやるのは結構面倒くさい…はず。

という背景があって、車両改造なし、ギャップ入れないまま、フィーダー数(給電箇所)だけを増やして、配線最小で閉塞できないか考えた。
考えた結果、給電箇所に非対称な電流源を置き、レールの片方を通り抜ける電流を流し、レール電圧降下で車両にかかる電圧を選択的に制御することで、閉塞を作れることがわかった。

シミュレーション上は動くけれども、かなり危ないことをやっていて、レール抵抗が1~2Ωとすれば、レールをスルーさせる電流は常に2~3A程度になる。この電流は常にコントローラに帰ってくるので、20W程度常に消費することになる。
オームの法則で、レール抵抗を稼がないと電流を減らすことが出来ない。レールの抵抗(確か白金)は思いのほか低いので、短区間で1Ωの抵抗を稼ぐにはジョイントの数を増やさないと達成できない。(レールをニクロム線で作ればなんとか…)
逆に変に抵抗値が高いポイントがあると、発熱して危なさそう。