Nゲージ鉄道模型のATS・ATC案①-概要
数年前に作ったNゲージ鉄道模型の閉塞システムについて,あまり資料をまとめていなかったので,ここにまとめます.
動機
2010年頃,私はある大学のサークルの鉄道模型展示に関わることになりました.そこでは当時,8mX6mぐらいの規模で4線エンドレスのレイアウトを作成していました.
このレベルの規模だと,どれだけ長い編成でも中々列車が巡ってきてくれず,見ていて少し寂しい印象を受ける欠点がありました.
これを解決するために,私は1線で2編成以上の運行を行うため,閉塞システムを作ることになりました.
2編成以上動かすのであれば,DCCを導入すれば負担が軽減出来そうですが,走らせる車両は部の所有の車両ではなく,部員が持ち寄った車両ということで,車両への加工が必要なDCCは導入できませんでした.
そこで,リレー式の閉塞システムを作ることにしました.
全体図
レールやポイントを操作するハードウェアは「モジュール」にまとめられています.これらのモジュールは「通信基板」とルーターを通してそれぞれが通信できるようになっています.
「制御+Webサーバー」は閉塞制御行うようにモジュールに指示を飛ばし,ユーザーの入力を処理します.
「ユーザー」はタブレットやラップトップといった,Webブラウザが動く端末であればどれでも,列車の制御を行えます.
目次
- モータモジュール
- ポイントモジュール
- LEDモジュール
- Web・制御サーバー
- WebUI
- 在線表示ページ
- 電車でGOコントローラの利用